★第四話★

話が繋がらないので、読んでない方は先にこちらを読んで下さい。

 

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では続きです。

 

彼女が口を開いた。

 

そして限界に達してるであろう感情を抑えながら、

 

こう言い放った

 

 

「いつまでも家に引きこもって何してんの?

 

いい加減仕事探しなよ。

 

それともアタシの事、あてにしてんの???

 

だったら別れるから。」

 

 

 

そのままの気持ちをストレートに表現した言葉だった。

 

 

今までの一ヶ月間の引きこもり生活に

 

彼女は何も言わなかった。

 

 

飯の用意や、洗濯もなにも言わずやってくれた。

 

 

だが内心は、そうとう心配していたという。

 

 

 

その言葉、思いを聞いて私は目覚めた。

 

ネットゲームという現実逃避をし、周りをかえりみず、

 

殻に閉じこもっていた情けない自分を恥じた。

 

 

 

そして再起を約束した。

 

 

 

頑張ろうと決意した時に、思い出した言葉がある

 

 

私の大好きな映画

 

「ショーシャンクの空に」

 

に出てくる言葉だ。

 

 

 

●あとは必死に生きるか、必死に死ぬか

 

 

 

必死に生きてやる!

 

 

心からそう思った。

 

 

次の日から友達のツテで、日雇いアルバイトを始めた。

 

 

 

アルバイト内容は東京特有の、駐禁違反対策の仕事だ。

 

 

 

詳しく言うと、ベンダーのトラック(自動販売機に補充するトラック)の助手席に同乗し、

 

都内の自動販売機の補充を手伝うという仕事。

 

それと同時に厳しい駐車禁止違反の対策も兼ねるというものだ。

 

 

時給は900円

 

 

もちろんピッキング作業(補充する缶を集める)という仕事も付随してくるので、肉体労働もはいっている。

 

決していい仕事とは言えない。

 

一日で約6000円位になる、社会の底辺と言われてしまうような仕事だ。

 

 

だがこの仕事には、私のような就活中の人にはいいメリットがある。

 

 

それは時間の融通が効く事。

 

 

休むのも自由だし、出勤して稼ぐのも自由という環境だからだ

 

 

仕事をしながら求人情報を毎日みた。

 

 

駅にある求人情報誌も、新刊が出るたびに持ち帰りいろんな可能性を探った。

 

 

 

しかし、どれだけ求人誌を見ても、可能性を探っても

 

 

私はこれからどうなりたいのか?

 

どこに向かいたいのか?

 

何がしたいのか?

 

 

すら分からないでいた。

 

 

まさに先の見えないトンネルの中・・・

 

 

 

日銭を稼いで、その日暮らし・・・

 

 

 

せめて自分の向かいたい方向、やりたい事さえ定まれば、少しは気分的にも楽だろう。

 

 

要するに頑張ろうと決意したのだが、どう頑張ればいいのかすら分からないのだ。

 

 

 

私は考えた。

 

 

最終学歴も中卒・・・

 

 

持っている資格と言えば・・・スタンドで働いていた時に取得した乙4危険物取扱免状のみ。

 

これといった経験やスキルもない。

 

むしろ数多くの転職は、再就職へのデメリットでしかない。

 

歳も30超え・・・

 

 

こんなクソみたいな野郎になにができるというのだろうか。

 

 

 

考えれば考える程、ネガティブな思考しか出てこない。

 

 

そして、そのネガティブな思考は、「自殺」という愚かな末路。

 

人生から逃げるという、一番やってはイケない結末にしか行き着かないのだから、たちが悪い。

 

 

それに踏み切る勇気すら持ち合わせてないのだが・・・

 

 

 

 

雇われて飯を食うならば

 

パチンコ屋でドル箱でも上げ下げして慢性的な腰痛に悩みながら

 

休憩時間、閉店時間を心の中で待っているような生活に戻るしかなかろう。

 

 

または土下座して貴金属を売ってもらう仕事をするか?

 

 

そんなのは御免だ。

 

 

 

自力で金を稼げたらどれだけいいか・・・

 

 

誰にも雇われず、依存せず、何にも束縛されず、自由に金を稼げたら・・・

 

 

 

こんな考えは、単なるダメ人間の願望。

 

 

 

雇われずに金を稼ぐ。

 

安定を求める日本人の風潮からいったら、凄くおかしいのかもしれない。

 

 

 

いい大学出て、大企業に入れという安定志向の大多数の考えからしたら逸脱している、愚かな考えかもしれない・・・

 

 

 

そう思うのも仕方ない、私は日本の義務教育しか受けてない、いわば情報弱者だったからだ。

 

 

「これからどうすればいい・・・どうすれば・・・同じような人生は歩みたくない・・・」

 

 

そんな中、とあるネットの情報を見つける。

 

 

これは・・・本当か?・・・

 

 

当時はネットに書いてあることは、全部ウソだと思っていた自分が見つけた

 

些細な情報がこれから先の、抜け出すキッカケとなるのだった。

 

 

 

 

続く・・・・

 

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